結局、”高専”という環境はどうだったのか。

この記事は長めです。お時間あるときにどうぞ。

こんにちは。もりかぷです。

今回は5年間在学した高専について書いていこうかと思います。

おことわり

この記事は、個人的な意見です。
また、現在の高専の環境は異なっている可能性があるので、軽く聞き流す程度にお読み下さい。
※カリキュラムが約2年毎に変わるため。

文章力はないので、読みづらいかもしれません。

環境・スペック

  • 小山高専 電気電子創造工学科 (卒業済み)
  • “プログラミング”をしたくて高専に来た
  • 比較的成績は悪い方です。

そもそも、高専 is 何

「ああ、高専ね。知っているよ。」という方もいれば、「高専…?専門学校?」と思う方もいらっしゃると思うので、改めて高専についてご説明します。

高専の正式名称としては、「高等専門学校」です。そのままだと長いので、以下、高専とします。
高校と同じように中学を卒業した方が入学できます。

文章でずらずら書いてもわかりにくいと思うので、簡潔に箇条書きで特徴を述べていきたいと思います。

  • 国立、私立、都立、府立がある(小山高専は国立)
  • 技術者になるための学校(つまり専門科目も学ぶ)
  • 5年制の学校(つまり、実質高校+短大が合わさったもの
    ※商船系は5年6ヶ月
  • 高校+大学専門課程の講義
  • 工業系(機械、電気電子、物質、情報、建築、環境都市など)や商船系などの学科があります。
    ※ 学校によって工業系、商船系分かれます
  • 大学と同じ単位制(高校でも分かりにくいが単位制であることが多い)
  • ロボコンやプロコン、デザコンなどのコンテストが定期的にある(しかも全国レベル)
  • 卒業後は就職、大学へ編入、更に上の専攻科へ(どれも試験有)

こんなところでしょうか。

エンジニアになりたい!という方向けの学校です。
とにかく理系科目を学びます。細かいことはこの後書いていきます。

高等”専門学校”と書いてあるので、専門学校と思われがちですが全くの別物です。
高校+短大が合わさったもので、理系科目に趣を置いた学校です。

また、教職員の方は大体が研究者なのでどちらかと言えば、自分が教員のレベルに合わせるという形なります。(もちろんわからないところは質問など大丈夫ですよ。むしろ、分からないこと+その分野で興味あるものを聞くと、嬉しく話してくれます。)

その他、単位には2種類あります。

履修単位と学修単位です。
履修単位は講義の時間数で単位数の計算が行われます。学修単位は講義の時間数+自習時間で単位数が計算されます。

正直言ってあまり気にしなくても大丈夫ですが、学修単位は自習時間を含めるので課題がそこそこ出ます。
学年が上がるごとに学修単位の割合が増えるのも、一つの特徴ではないでしょうか。

高専での時間

ここからは実際の体験から個人的な意見とともに1~5年次について書いていきます。
※あくまでも小山高専 電気電子創造工学科のものです。他の高専や学科ではカリキュラム等が異なる場合がございますので、学校の公式サイトやオープンキャンパス、学校説明会等をご確認下さい。

1年

とにかく数学、物理です。特にこの2つができないと高専はキツイ…
1年ではまだ一般科目が多めです。小山高専では楔形教育といい、1年の内は一般科目の割合が高く、専門科目の割合が低めです。
また、1年間で19科目を行うので、科目数としては少なく、結構自分の時間が作れます。(早ければ14~15時位で帰ることができます)

時間があるからこそ、ロボコンやプロコンなどのコンテスト、部活にも専念できます。
はっきり言いますが、1年からどれだけ手を伸ばせるかが勝負です。


その他、1年の講義の特徴としては、高校寄りの講義をしつつ大学の知識にちょこっと触れていきます。
専門科目では、電子部品の知識や製図、簡単な回路の計算など学んでいきます。また、実験も毎週やるので簡単なレポート課題が出ます。(レポート課題は計画的に。)

定期テストなどは、教科書をやっていれば大丈夫です。
また、基本2科目/日 x 5なので、そこまできつくはないです。
はっきりと言えば情報戦です。細かいことは書けませんが、先輩と仲良くなっておきましょう。
テストに関して先輩と仲良くなると言えば、○○○です。

あと、赤点は60点未満です。そこは注意しましょう。

まとめとしては、1年はレポートさえすればかなり時間はあります。その時間を使って各種活動をするともっとベスト。遊んでもいいけどね。(僕は遊んだ)

一般科目の例 (11科目)

国語、地理、基礎数学 (A/B)、一般理科 (生物)、化学I、保健体育、英語I (A/B)、英会話、芸術 (音楽または美術)

専門科目の例 (8科目)

エンジニアリング数学I、エンジニアリング・イントロダクション (抵抗のカラーコードなど部品に関する話)、エンジニアリング・スキル (製図)、フロンティア技術入門 (共同開発)、インテンシブ・イングリッシュ (短期集中英語)、基礎電気電子工学、コンピュータ入門 (Excel/Word初級)、創造工学実験I

2年

2年も1年と同様、一般科目の割合が高いですが、専門科目と共に応用を中心に学んでいきます。
レポートも1年では穴埋めのものが多かったですが、A4用紙まるまる書くのが中心となります。考察も重要視されます。

とはいえ、量は1~2課題/週レベルなので、そこまで多くありません。
1年同様にテストは情報戦をしつつ、計画的にレポートをすれば大丈夫です。

2年まではあまり1年と変わりません。ちょっと科目数が増えるかな?程度です。(+2科目)

個人的には一般科目の化学IIが一番難しく感じました…()

そういえば、2年でニコニコ動画のコメントみたいに流れるTwitterクライアントを作ってみました。
プロコンに入ると、さくらインターネットさんが1年間無料でVPSを貸してくれるので、適当にWebアプリなど作ってました。

例えば、学内LANだとTwitterアクセスができないので、フィルタリングを回避するものとか…
あと、Raspberry Piという小さなコンピュータをいくつかつなげてスーパーコンピューターもどきを作ったりしました。

一般科目の例 (10科目)

国語、政治・経済、微分積分学、代数学・幾何学、物理、化学 II、保健体育、英語II、英語ライティング (A/B)

専門科目の例 (11科目)

エンジニアリング数学 II、エンジニアリング・エシックス (技術者倫理)、電気電子計測、電気回路 (I/II)、基礎電磁気、電子情報工学、プログラミング (I/II – C言語)、創造工学実験II、インテンシブ・イングリッシュ

3年

高専生生活の中盤です。正直言って遊べるのはここまで…

課題の量が一気に増えます。多いときは4、5種類/週やっていました。A4レポート用紙も1周間で100枚位は余裕で使っていたと思います。(ご利用執筆は計画的に!!)

ただ、レポートを書いていると良いこともあって、中学生までは読書感想文ですらきつかった自分でも、文章をスラスラとかけることです。少しではありますが、文章力は付きます。

また、科目数も多くなるので1日のテストの科目数も3が標準となります。
3と聞くと、え、楽じゃねwと思いがちですが、ひたすら応用の90分テストです。いやーきついきつい。
※全てが90分ではないです。50分もあります。キツイけどね。

ただ、3年にもなると結構知識がついたみたいでFelicaによる電子鍵システムや3Dプリンタで剣を作っていました。(もちろんプラスチック製ですよ)

部室の3Dプリンタ
3Dプリンタは創作活動を促進していいですね。

Felica鍵は自分が立ち上げた部活のサイトに記事を書きました。こちら
※今は卒業しているので、部活としてではなく技術系共同ブログとして使っています。

近隣の高専の文化部が集まる「文発」というのにも参加しました
学祭のハッシュタグツイートを取得する、タグ晒し機も作りました

テストやレポートなど、色々と大変ではありましたが、開発や製作など色々と楽しい時間を過ごしました。

一般科目の例 (8科目)

国語、倫理・社会、歴史、解析学、線形代数学、保健体育、英語III、英会話

専門科目の例 (17科目)

エンジニアリング数学III、応用物理 (I/II)、電子工学、インテンシブ・イングリッシュ、電子電子基礎英語(I/II)、電気回路(III/IV)、電磁気学 (I/II)、電子回路 (I/II)、プログラミング (III/IV)、創造工学実験III、プロジェクト・ワーク (共同開発)

↑学年が上がるごとに専門科目が増えています…ここからが高専は本番です。課題!課題!課題!
※流石に課題はできる量が出されるのでご安心を。(計画的にやれば)

4年

ここから実質短大。

課題は安定でかなりの量がでます。やはり多いときはレポート用紙週100~150枚位使ってました。
科目もかなり専門志向です。(一般:専門 = 7:16+コース別)

また、4年ではインターンシップもあります。(小山高専では任意ですが、中には必修の学校もあるようです。)
インターンシップというのは、簡潔に言えば職業体験です。
小山高専では5日間のインターンシップで1単位もらえます。単位というのは後ほど説明します。

インターンシップには、個人で企業に応募する自由応募、または、学校経由で応募する受け入れ型応募の2種があります。
自分は学校経由で応募しました。
詳細に関しては、許可を得ていないので書きませんが、すごくいい経験になりました。

個人的にですが、インターンシップへは任意に関わらず参加すべきだと考えています。実際の会社の雰囲気を味わったり、特に高専向けインターンシップでは会社説明だけでなく、実際の業務を体験させてもらえることがあるのでおすすめです。

また、(真面目な)名刺を作っておいて、社員の方にお渡ししておくと良いです。
実際に自分も人事の方と名刺交換をし、インターンシップ後も連絡を取り合っていました。

(名刺の渡し方や受け取り方など、予め確認しておくと良いかも)

適当にデザインした名刺。メディバンとクリスタで作った。

ちなみに名刺は、自分で印刷するのも良いですが、100枚1000円程度で印刷所に注文できるので、業者に頼み、品質の高いものを手にするのもありです。(自分はデザインを用意して、印刷は依頼しました)

話は変わりますが、小山高専 電気電子創造工学科では4年からコース別講義となります。
コースはそれぞれ定員があり、第2希望まで出します。コースは3つあり、

  • 環境共生エネルギーコース(別名、αコース。主に電気を扱う。)
  • 制御システムコース(βコース。名前の通り、制御を中心に扱う)
  • 情報デザインコース(γコース。情報とあるが、どちらかと言えば電子よりかな。

と分かれています。言ってしまうとコースは、あってないようなものです。
コースごとに変わると言えば、4年の後期の講義、4・5年の実験内容ぐらいです。

一応、後ほど書く5年でも研究室、講義はコース別となっていますが、あくまでも関係するコースとしては○○コースだよ~程度で、違うコースの研究室に希望したり、別コースの講義を受けることができます。

4年次のコース別科目としては以下のようになっています。

環境共生エネルギーコース

電気機器工学II、パワーエレクトロニクス、エレクトロニクス・デザイン(実験)

制御システムコース

制御工学II、ディジタル制御工学、エレクトロニクス・デザイン

情報デザインコース

プログラミング設計(Java)、計算機工学、エレクトロニクス・デザイン

※実験の科目名は同じですが、内容はコース別となっています。

自分は「情報デザインコース」に行きました。プログラミング設計ではJavaを軽く触る程度(基本的な文法やインスタンス、スレッドなど)なので、実際にチームで1から設計して一つのプロダクトを開発するわけではないです。そこらへんをしたい方は是非各種コンテストへ。

計算機工学はコンピュータが構成する部品の動作の仕組みや原理について学びます。(結構課題は出る)

実験では、約半年を掛けて、力覚装置を1からアイデア出しをし、3D CADで設計、3Dプリンタで出力、プログラムの開発、発表までをチームでやっていきます。

力覚装置というのは、画面上のフィードバック(感覚)を現実の装置に反映するようなものです。
自分のチームでは肉を切る感覚を反映するものを作りました。

実験はレポートが大変ですが楽しいです。

また、個人制作ではいつもどおり、Twitter晒し機V3を作りました。(結構デザイン進化した)

その他、システム創成コンテストというものにもチームで出場したりしました。
IoTゴミ箱を作りました。

企画書を適当に書いて…
適当に細かいところを話し合って要件を定め…
センサのイメージを書いて…
3Dプリンタで筐体作って回路を埋め込んで…
適当にコーディングして…
ポスターを作り…
概要を発表し…
デモンストレーションをして…
最優秀賞やったぜ!

…というように、結構濃い日々を送ることができます。
コンテストもいきなり全国レベル(1つの都道府県に1~5位しか高専がないので)のものに参加できるので楽しいです。

あ、あと2年と4年では研修(?)旅行に行きます。
2年では自分はスキー(なぜ)、4年では大阪に行きました。

大阪といえばづぼらや
Universal Studio Japanにも。

課題やテストは結構キツめですが、それを超える楽しさがありました。
また、1月ごろになると研究室の配属準備となり、研究室の説明を受けます。
第1希望のみを書きます。定員オーバーの場合は成績順で割り振り。


最後に受講すべき科目はこちら。

一般科目 (7科目)

文学、歴史学、哲学、英語演習I 、英語表現 (I/II)、保健体育 (前記は野球、バトミントン、バレーボール、硬式テニス、ハンドボール、フィットネスの中から1つ。後期はニュースポーツ、バスケットボール、タグラグビー、サッカーから1つ選択。)

専門科目 (17~18科目)

電子デバイス工学、計測工学、制御工学 I、電気機器工学 I、過渡現象論、電磁気学 (III/IV)、通信工学、回路設計論、電気電子創造実験、電気電子応用英語、ディジタル回路、エンジニアリング数学 IV、確率統計、応用数学、コース別科目

5年

いよいよラストです。5年といえば、卒業研究です。
もう一つ、重要なのが就職or進学と進路を確定させなくてはいけません。

ちなみに自分は4月中旬で希望する企業に内定を頂いていたので、就活はあっという間に終了。

そしてまったりと卒業研究をしていました。希望の研究室だったので、好きなことをできました。
また、研究なので必ず成果の発表と論文を書く必要があります。

その他、学外で発表もすることがあります。自分は栃木県内の研究発表会(大学コンソーシアムとちぎ)で発表をしました。結構文系寄りの会だったので、思いっきり理系にパラメーターが振られている自分にとっては、反応がう~んという感じでしたが、賞を取れたので良かったです。

講義に関してですが、実験のみ必修となっており、他は全て選択科目です。
小山高専では、卒業の条件として

  • 一定の単位数を取得していること
  • 卒業研究の判定が合格
  • 実験科目の判定が合格(レポートを全て提出し、且つ受領済みであること)

というのが条件となっています。

つまり、1~5年の単位数が卒業単位数以上且つ、卒業研究が合格であれば卒業できます。
1~4年では進級の条件がちょっと厳し目で1~3年の単位を全て取る(ただし、落単した場合、次の学年に5単位まで持ち越し可能。持ち越した場合、次の学年で必合格が条件となる)ことがありますが、5年では基本、この2つだけが条件となっていますので、4年での落単は5までカウント外となります。

なので、多くの人が1年間に受講する科目数が1~4年より少ないです。
その代わりとして卒業研究があります。

研究室により自由度は異なるので、細かい話はここでは控えさせていただきます。

5年の学校生活では結構遊んでいたかと思います。むしろ一番楽しんでいたんじゃないかな。
部活に新入生を勧誘するためにイナイレの剣を作ってみたり…

よくみる画像。※プラスチック製です

イナイレで出てきた鏡スパイクや、充ボタン、針ボール、オリオンストラップなど劇中アイテムを作ったり…

その他、高専カンファレンスというものを主催し、近隣の高専が集まり自分の好きなことを発表したりしました。

https://oyama-conf.com/

受講した科目数が少なく、とにかく時間があるので、最後の高専生活を楽しんでいました。

ちなみに受講できる科目は以下のものがあります。必修科目除き、全て選択です。

一般科目 (4科目)

英語演習 II、ドイツ語演習、人間と科学(I – 歴史学、社会学、地理学/ II – 倫理学、社会学、歴史学、地理学)

専門科目 (20科目)

電子物性工学、電気電子材料、光波工学、システム工学、電気電子製図、電磁波工学、数値解析、電力系統工学、高電圧工学、電気法規、新エネルギー発電、応用制御工学、ロボット工学、マルチメディア工学、電気電子実践英語、集積回路設計、ネットワーク技術、情報理論、熱力学、技術科学フロンティア概論

必修科目(専門)

卒業研究、実験 (環境エネルギー工学実験、制御システム工学実験、情報デザイン工学実験※コース別)

ただし、全ての科目が受講できるわけではなく、同じ時間帯で行う講義もあります。
時間帯が別であれば、実験除き、コース関係なしに受講可能です。

高専に向く人、向かない人(メリット・デメリット)

ここまで、小山高専 電気電子創造工学科における経験を書いていき、とにかく理系というアピールをしていきました。

「お!いいじゃん!」と思う方もいれば、「う~んキツそう」と思う方もいると思います。

ここからは簡単にメリット・デメリットについて話していきます。
いいじゃん!ともう前向きの方も、キツそうという後向きの方も読んでいただければと思います。

メリット

  • とにかく専門科目を学べます
  • 高校生の年代から実践的な科目が多いです
  • とにかく自分の時間を取れます
  • 研究できます
  • きっかけがたくさん転がっています
  • 寮があるので遠い方でも大丈夫です(自分は通学生なので寮に関しては詳しくないです)
  • 全国レベルのコンテストにすぐいけます

デメリット

  • 大学と同じ方式なので60点が赤点
  • あくまでも教員は研究者。講義のレベルが高いですが、授業だからと言って分かりやすい説明とは限りません
  • 毎週レポート課題が出ます。(実験レポートは出さないと問答無用で留年です)
  • 留年率が高いです(高専によりますが)
  • あくまでも”エンジニア”を育成する学校なので、大学編入目的だとキツイです
  • 自分からある程度計画立てないとキツイです
  • 講義を受けたからと言ってものづくりができるようになるわけではありません

こんなところでしょうか。

簡単に言えば、高専に向いている方は自分で手を動かせてエンジニアを目指す人で、向いていない方はそれ以外です。

ものすごく曖昧になってしまったので、細かく説明すると、自分で手を動かせる=自分で計画を立てられる、自分できっかけを元に開発を始める(チーム開発でもOK)、興味あるものは触りに行くということになります。

そういった方は、かなり高専に向いていると思います。

自分で手を動かすと聞くと難しく聞こえますが、とりあえず触ってみて面白く感じたら深堀りするタイプでも大丈夫です。

受験・入学を検討されている方へ

高専は高校とはかなり違います。環境も全く違います。

学校説明会もいいですが、個人的にはオープンキャンパスと学祭に行くことをおすすめします。

学祭は一番学校のいつもの雰囲気が味わえるので良いですね。
オープンキャンパスはどちらかといえば学校説明会と研究の話よりなので、オープンキャンパスだけが学校生活の環境とは限りません。

なので、是非、高専への入学を検討されている方は学祭に行ってみてください。

また、高専の受験は県立高校などとは全くの別物です。

受験勉強をするならば、県立高校レベルの勉強+応用の勉強が必要です。
英語の問題と見せかけて、実は数学の問題だったりすることがあります。

また、統計や図形といった問題が多く出ます。

じゃあどう対策すれば良いかというと、とにかく入試過去問を解きまくることです。
問題の形式に慣れておくことが重要です。

国立高専ならば、国立高等専門学校機構のサイトで過去問を公開しています。
また、書籍としても様々な出版社から6年分ぐらいの過去問を出しています。

とにかく、問題には慣れて下さい。あと最近だと小論文が出るらしいので、文章も書けるようにしておきましょう。(自分の代はマークシートでもなく、小論文もなかったのですが…やはり5年も経つと色々と変わりますね…)

おわりに

Googleのレビューでも書きましたが、ある程度目標ややりたいことが定まっていれば、いい学校だと思います。
正直言って、1~3年の頃はプログラミングが講義でできず、辛くて「高専はク○!w」みたいなこと言っていましたが、自分で手を動かし始めた3年後半からはすごく楽しかったです。

5年というと結構長く感じますが、結構あっという間に時間が過ぎていきまいした。
その時間の中で、どれだけ自ら手を動かせるかが勝負となります。

これから高専に行こうと考えている中学生の皆さん、お子さんを高専に入学を検討されている保護者の方、是非まずは雰囲気を味わって、何をしたいか定めてみて下さい。そして、合格に向けて頑張ってください。

皆さんが進むべき道を歩むことができるように、筆者も応援しております。

今回はここらへんで失礼します。
駄文にも関わらず、ここまでお読み頂きありがとうございました。

では。

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