(第三話 – 最終回) 音量を一気に上げるだけのイタズラ専用ボタンを作ってみた

こんにちは。もりかぷです。

今回は本体に実装して、完成させたいと思います。

前回(第二話)ではプログラムの作成を行いました。

今回は動作確認をしながら完成まで行きます。

ではブレッドボードにArduino Leonaldo Pro Micro基板を差し込みます。
画像ではボタンとか線がありますが、僕が仮に作っていた時のものなので、気にしないでください。
また、ピンの間に2ブロック空くように配置します。理由はブレッドボード内部は水色のように繋がっているため、ピン同士が接続されると不具合、故障の原因となるためです。

画像出典: 秋月電子通商 ミニブレッドボード BB-601(白)
※水色の部分はこちらで追加編集したもの

接続したらボタンを繋げます。
どこに挿せば良いのかと言う件についてですが、第二話で作成したプログラムのソースコードを見てみましょう。

注目すべき点はsetup関数の以下の部分です。

pinMode(mituruButton, INPUT_PULLUP);

mituruButtonをプルアップ抵抗有りの入力モードにする…
また、mituruButtonは2行目を見ると…

#define mituruButton 16

16と定義されています。つまり16番ピンはプルアップ抵抗有りの入力モードだ!

と言うことでボタンの片方は16番ピンに繋がるようにします。
で、電気の流れは+と-があるので、もう片方をどこに挿すかと言うとGNDというところになります。GNDというのは、「その部分が0Vですよ」という事を指します。(注: 厳密には意味が違いますが、簡単に説明するためにこのように表現しております。)

と言う事で、ボタンのネジの部分と赤丸の部分をそれぞれ接続してあげます。

繋げてみました。

画像はプロトタイプ製作時のものなので、実際のピン設定は画像のものとは同じになりません。

接続したら動作確認を行なっていきます。
microUSB to USB-Aケーブルでパソコンと基板を接続します。
そしたらボタンを押してみましょう。
うまくいけば次のようになります。

https://twitter.com/MoriMituru/status/1093779088546848768

うまくいきましたか?
うまくいかない場合は接続や書いたプログラムを見直してみましょう。

うまくいったら第一話で製作した3Dプリンター製のケースに入れてあげます。
線とかが折れないように丁寧且つよく見て入れましょう。

あとは蓋を閉じて固定するなりして完成です。

という感じで今回は一星充の危険なボタンを作りました。
ちなみに製作時間は約24.5時間程度です。(ケースの3Dプリントに24時間掛かった)

あ、何度も言っておきますが、製作は自己責任でお願いします。

と言う事で11話の再現でした。
ここまでお読み下さりありがとうございました。

よくあるかもしれない質問

Q. プログラムを書き込めません
A. 基板とパソコンが正常に接続されているかご確認下さい。その後、Arduino IDEでポートの設定、ボードの種類の設定を行ってみて下さい。

Q. ボタン押しても反応がありません
A. プログラムかボタンの接続に問題があると思われますので、再度見直してみて下さい。

Q. 何でこんなの作ったの?暇人なの?
A. 暇人です。

Q. 売って
A. こんな製品が売られていたら完全に耳テロなので無理です。

Q. どうやってNSKSNはボタンすり替えたの?
A. 僕も知りたいです。

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